安心して暮らせる家を建てるには、工事の各工程でしっかりと検査を行うことが重要です。
そのためには各検査のタイミングを知っておくことがポイントです。
しっかりした検査体制がある会社を選びましょう。
(1)地盤調査・地盤改良工事
地盤調査を行い、調査結果を解析して軟弱地盤であれば適切な地盤改良工事を行います。
地盤は家を支えるとても大切な部分。
地盤調査報告書をもとに、分からないことや不安な部分はしっかり説明してもらいましょう。
(2)基礎工事
地盤調査の結果により適切な基礎が設計されます。
鉄筋の配筋終了時に配筋検査が行われ、図面通りに配筋されているか、鉄筋の種類・径・ピッチ・かぶり厚さなどを確認します。
基礎と建物を固定するアンカーボルトとホールダウン金物の設置、位置も確認します。
(3)木工事
材料や材寸の確認、耐震金物の配置、取付方法を確認します。耐力壁の仕様・位置も確認します。
緊結金物の適切な設置、釘の種類・ピッチについても確認します。
(4)防水・断熱工事
サッシまわりの防水処理、外装材の下地材(透湿防水シート、アスファルトフェルト)を確認します。
結露しないために、断熱材の施工はとても重要です。
(5)完了検査
社内検査、役所・第三者機関の完了検査、施主検査をします。
社内検査
通水試験、通電、床のたわみ、壁の不陸、サッシ・建具の開閉状況、外装材のコーキングなど施工の確認をします。
役所検査
設計図書通りに完成しているか確認します。この検査に合格すると検査済証が発行されます。検査済証は違法建築でないかの証明にもなりますので必ずもらいましょう。